プレスリリース

DEKRA は電気自動車用充電スタンドの相互運用性の認証を行うCharIN社の認定ラボに

2021年8月25日
電気自動車(EV)の充電インフラに必要なE2Eテストは、相互運用性を重要な要素としています。そんな中、DEKRAオランダはCharIN社から正式に認定された初のテストラボとなりました。そのため、CCS(Combined Charging System)Basic適合性試験を実施し、充電スタンドのCCS Basic証明書を発行することが可能になりました。これにより、相互運用性を向上させ、ユーザーエクスペリエンスの向上を実現しました。
この認定を受けるために、DEKRAはCharIN品質保証プロセス(QAP)に従った試験の実施と結果分析の分野における専門性を示しました。CharINメンバー企業の専門家で構成されたピア・アセスメント委員会は、DEKRAが再現性のある一貫したテスト結果を出すために必要な技術的能力、テスト機器、品質管理プロセスを持っていることを確認しました。
「CharIN社に認められ、電気自動車業界にCharIN CCS Basic認証を提供できることを嬉しく思います。これにより、DEKRAはe-モビリティ試験・認証のグローバルリーダーとしての地位をさらに高めることができます。」と、DEKRAの製品認証試験部門、ビジネスライン安全試験担当副社長のBeat Kreuter氏が述べました。
また、DEKRAの製品認証部門の責任者であり、取締役副社長のFernando E. Hardasmal氏は次のように述べています。「今回のCCS認定は、電気自動車の充電スタンドやインフラの試験サービスを拡大するための大きな第一歩であり、DEKRAがこの分野における世界的な大手企業の1つであることを示しています。e-モビリティを安全で、持続可能な世界に貢献することを約束します。CharIN社と過去数年間にわたり素晴らしい協力関係を築くことができたことに感謝いたします。」
電気自動車、充電スタンド、バックオフィス間の通信テストを含む、充電インフラのE2Eテストは、DEKRAの数ある得意な能力の1つです。そのため、電気自動車だけでなく、グリッドオペレーターやエネルギー配給会社、モビリティサービスオペレーター、また充電ポイントオペレーター(CPO)を含む「バックオフィス」を含めた充電スタンドの試験を提供することができます。
DEKRAオランダの最先端のラボでは、CharIN(CCS)、EV READY、CHAdeMO、OCPP(Open Charge Point Protocol)、ISO 15118などの主要な電気自動車供給機器(EVSE)の規格をすべてサポートし、360kWの充電電力まで対応する、世界で最も優れた電気自動車用充電スタンドのラボです。これに倣い、APACや北米の拠点でも電気自動車充電設備の試験と認証サービスを順次開始していく予定です。