プレスリリース

DEKRAがSignify社のコネクティッド照明開発ために認証

2020年6月05日
照明企業としては世界初のセキュリティ認証取得
DEKRAがIEC62443-4-1のセキュリティ基本要件に従って、Signify社の開発プロセスを評価しました。DEKRA Certification B.V.のマネージングディレクターのブラム・オルトゥス氏は次のように述べています。「当社はSignify社にIECEE CBおよびDEKRA SEAL認証を授与できることを光栄に思います。安全でコネクティッドな世界を担うグローバルパートナーとして、当社はセキュリティこそが現代社会において重要な鍵であると信じています。IEC62443規格は職場、家庭および交通において安全性を確認する最適なツールです。」
オランダ・アイントホーフェン発 – 照明製品の最大手であるSignify社(ユーロネクスト:LIGHT)は、自社のコネクティッド照明の開発プロセスに関し、DEKRAより照明企業としては世界初となるセキュリティ認証(IEC62443-4-1)を取得しました。今回の認証取得により、Signify社のコネクティッド照明システムが安全なプロセスによって開発されていることが証明されただけでなく、Signify社がイノベーション、製品、システム、およびサービスのあらゆる面でセキュリティが組み込まれたリーディングカンパニーであることが実証されました。
IEC62443-4-1認証は活用事例シナリオと、すべての特定されたセキュリティ要件の実装、検証、試験、文書化が確実かつ追跡可能な形で行われる製品開発プロセスに基づいて脅威分析を実施することが、その中心的な要素になっています。Signify社はこのプロセスのすべての要件を満たしています。また、新たに発見された脆弱性に迅速かつ適切に対応し、信頼できる方法でセキュリティアップデートを公開することができることを実証してまいりました。
Signify社は、社内外のすべての開発プロセスにおいて自社のセキュリティ開発ライフサイクル(Signify Security Development Lifecycle = SDL)に厳格に従うことで、同規格に定められるすべての要件を満たしています。SDLは、セキュリティのリスク分析、脅威モデリング、コード分析検証、検証試験、そして継続的な脆弱性管理で構成されています。
Signify社のビジネスグループ・リーダープロフェッショナルのハーシュ・チタリーはこう述べています。「コネクティッド照明システムは、当社のビジネスおよび将来にとって中核となる製品群です。今回のDEKRA社からの認証取得は、お客様に最もセキュアなコネクティッド照明製品、システム、およびサービスを提供するという当社のコミットメントを示すものです。これらの製品、システム、およびサービスはすべて業界の規格、ガバナンス、およびプロセスというしっかりとした基礎の上に築かれています。コネクティッド照明システムは成長ビジネスであり、またこの技術を採用する政府が増えつつある現在、最高水準のセキュリティを維持することは当社にとって極めて重要なことです。」
Signify社のコネクティッド照明プラットフォーム「Interact」
コネクティッド照明システムは、コネクティッド照明器具、センサー、その他の照明システムデバイスとSignifyのInteractソフトウェアおよびサービスを組み合わせています。これらは双方向通信機能が埋め込まれており、コネクティッド照明システムデバイスはIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の一部を構成しています。コネクティッド照明システムがより深くビルや道路照明の基幹ネットワークに組み込まれることにより、セキュリティに関わる実装、プロセス、責任はより重要かつ価値のあるものになります。Interactは、セキュアシステム開発からデバイス、ネットワーク、およびクラウドのセキュリティ、システムモニタリング、セキュアデバイスのアップデートに至るまで、システムアーキテクチャのあらゆる階層に最先端のサイバーセキュリティ対策を講じています。