プレスリリース
DEKRAの売上高が11%増加
- 2021年のDEKRAグループの総売上高は、35億ユーロを超える
- EBITは2億2,600万ユーロで、前年度比で15%増加する
- 車両検査事業が新市場に参入し、世界の市場でのリーダーシップをさらに強化する
- 電気自動車事業は、迅速な試験技術で電池のリサイクルを促進する
- サステナビリティサービスに、大きな市場の可能性を秘めている
- DEKRAグループは、厳しい市場環境という逆境に負けず2022年も引き続き拡大を目指す
ウクライナ戦争とコロナウイルスの大流行による甚大な経済的影響にもかかわらず、DEKRAは今年度、約5%の成長を見込んでおり、従業員数をさらに1,000人以上増員させる予定です。(2021年:47,770人、2020年:43,990人)2021年の売上高は10.9%増の35億ユーロ以上となり、パンデミックからの回復力を証明しました。EBIT(利払前税引前利益)は2億2,600万ユーロで、2019年のパンデミック前の数値とほぼ等しくなりました。2021年の純利益は、約50%増の4,760万ユーロで、1億4,150万ユーロ(前年:9,390万ユーロ)となり、好調だった2019年を2,000万ユーロ以上上回りました。
新しくCEOに就任したStan Zurkiewicz氏は、次のように述べています。「不安定な環境下でのこうような前向きな展開は、当社の強力な市場地位、顧客中心主義、従業員の献身、加速するデジタル化のおかげです。私たちは顧客のニーズに密接に対応し、将来のデジタルサービスを開発するために5つの高成長重点分野に集中しています。」2021年の資本支出は1億4,000万ユーロを超え、また、デジタル化に伴うさらなる成長の基盤を築きました。それによりアジア太平洋地域(APAC)の国際化の推進を可能にしました。
新しくCEOに就任したStan Zurkiewicz氏は、次のように述べています。「不安定な環境下でのこうような前向きな展開は、当社の強力な市場地位、顧客中心主義、従業員の献身、加速するデジタル化のおかげです。私たちは顧客のニーズに密接に対応し、将来のデジタルサービスを開発するために5つの高成長重点分野に集中しています。」2021年の資本支出は1億4,000万ユーロを超え、また、デジタル化に伴うさらなる成長の基盤を築きました。それによりアジア太平洋地域(APAC)の国際化の推進を可能にしました。
Zurkiewicz氏は、ドイツ本社の所在地であるシュトゥットガルトで記者会見をし、次のように述べていました。「私たちは、DEKRAグループ戦略計画2025を改良し、デジタルセキュリティとサステナビリティを戦略2025に加えました。どちらも今や私たちのDNAの一部となっています。」これは、2025年までにカーボンニュートラルにさせる、というDEKRAの戦略目標にも反映されています。
DEKRAはさらなる発展のために、5つの重点分野に集中していきます。その5つとは、人工知能とデータ解析、未来の車とモビリティ、リモートサービス、情報とサイバーセキュリティ、そしてサステナビリティサービスです。
人工知能とサイバーセキュリティのチームを立ち上げてから、わずかな時間で従業員数は100人を超え、すでに2桁の成長率を生み出しています。Zurkiewicz氏は、「私たちは、新しいデジタルサービスと顧客志向で、あらゆる成長機会を開拓していきます。これにより、2025年の創立100周年までに、安全・安心で持続可能な世界のためのグローバルパートナーになります。」と説明しています。
人工知能とサイバーセキュリティのチームを立ち上げてから、わずかな時間で従業員数は100人を超え、すでに2桁の成長率を生み出しています。Zurkiewicz氏は、「私たちは、新しいデジタルサービスと顧客志向で、あらゆる成長機会を開拓していきます。これにより、2025年の創立100周年までに、安全・安心で持続可能な世界のためのグローバルパートナーになります。」と説明しています。
強さの位置づけ
「私たちは、強みを活かして目標を追求しています。例えば、2021年の株主資本は33.5%、約10億ユーロに増加しました。」とCFOのWolfgang Linsenmaier氏は述べています。アジア太平洋地域(APAC)の成長が著しく、売上高は17.8%増の2億2,120万ユーロとなりました。ドイツも大きな利益を上げ、11.2%増の21億4,570万ユーロを記録しました。Zurkiewicz氏は、次のように述べています。「ドイツはDEKRAにとって最大かつ最も重要な市場であり、今後もそうあり続けます。」
「私たちは、強みを活かして目標を追求しています。例えば、2021年の株主資本は33.5%、約10億ユーロに増加しました。」とCFOのWolfgang Linsenmaier氏は述べています。アジア太平洋地域(APAC)の成長が著しく、売上高は17.8%増の2億2,120万ユーロとなりました。ドイツも大きな利益を上げ、11.2%増の21億4,570万ユーロを記録しました。Zurkiewicz氏は、次のように述べています。「ドイツはDEKRAにとって最大かつ最も重要な市場であり、今後もそうあり続けます。」
昨年度の成長は、戦略的事業分野にも反映されています。コロナウイルスの大流行による危機を受け、派遣事業は43.2%増の4億3,850万ユーロと最も大きく収益を伸ばしました。車両検査事業の売上高は7.6%増の12億1,770万ユーロとなり、23カ国で2,800万件の検査を実施し新記録を達成しました。
Zurkiewicz氏は次のように述べています。「DEKRAはすでに世界市場のリーダーですが、その地位をさらに拡大しています。」そのため、100周年となる2025年までに3,000万件の検査を実施することを目標としています。2021年だけでも、チリ、メキシコ、フィンランドの3カ国で排ガス検査と車両検査を導入しました。
Zurkiewicz氏は次のように述べています。「DEKRAはすでに世界市場のリーダーですが、その地位をさらに拡大しています。」そのため、100周年となる2025年までに3,000万件の検査を実施することを目標としています。2021年だけでも、チリ、メキシコ、フィンランドの3カ国で排ガス検査と車両検査を導入しました。
安全な接続性
「デジタル化の成功と受容は、安全な接続性に大きく依存します。」と、CTOであるUlrike Hetzel氏は述べています。DEKRAは、適切なソリューションを開発する際に、サイバーセキュリティの3つの柱(人、製品、プロセス)に焦点を合わせています。このように、顧客が内部および外部からの攻撃に対して、より強固になるよう支援しています。
また、新しいEN 303 645欧州規格(スマートホームにおけるサイバーセキュリティの基礎)に準拠した試験と証明書によって、安全なモノのインターネット(IoT)を保証します。昨年、DEKRAは中国の家電メーカーに初めてEN 303 645の証明書を交付しました。サイバーセキュリティソリューションの市場は、2025年まで毎年約40%成長すると予想しています。
「デジタル化の成功と受容は、安全な接続性に大きく依存します。」と、CTOであるUlrike Hetzel氏は述べています。DEKRAは、適切なソリューションを開発する際に、サイバーセキュリティの3つの柱(人、製品、プロセス)に焦点を合わせています。このように、顧客が内部および外部からの攻撃に対して、より強固になるよう支援しています。
また、新しいEN 303 645欧州規格(スマートホームにおけるサイバーセキュリティの基礎)に準拠した試験と証明書によって、安全なモノのインターネット(IoT)を保証します。昨年、DEKRAは中国の家電メーカーに初めてEN 303 645の証明書を交付しました。サイバーセキュリティソリューションの市場は、2025年まで毎年約40%成長すると予想しています。
自動車のサイバーセキュリティという新たな分野において、DEKRAはドイツの連邦自動車交通局から、2021年のサイバーセキュリティとソフトウェア更新に関する新しい国際規制の型式試験者の資格を取得しました。
ドイツのクレットヴィッツ事業所はこの中で重要な役割を果たしており、2022年に数千万ユーロの設備投資を行い、自動運転やコネクテッド・ドライブのためのテストトラックを拡張する予定です。多くの大手自動車メーカーが、DEKRAのサイバーセキュリティサービスに信頼を寄せています。DEKRAは今後数年間、この事業分野での力強い成長を見込んでおり、2025年には売上が2桁台後半になると予測しています。
重要インフラなどの産業用サイバーセキュリティに関しては、中国で産業用サイバーセキュリティ規格IEC 62443の認証を取得しました。産業環境では、機械やプラントの制御やデジタル監視に関わる安全性の問題が生じてるため、オンライン監視サービス、遠隔支援検査、遠隔操作ロボットやドローンによる遠隔検査の重要性は年々高まっています。2021年、DEKRAは世界最大級の企業から、ロボットを使った遠隔検査について数百万ユーロ分の受注をしています。
AIエコシステムの形成に貢献
人工知能(AI)に関しては、安全に対する信頼性が重要な役割を担っています。"AI技術は急速に進化しており、私たちの目標は中立的な第三者機関として将来のAIエコシステムの形成を支援することです "とHetzel氏は説明しました。2021年、DEKRAはスイスの企業Spearheadの株主となり、自動車保険会社や車両運行会社が、クレームの記録と決済に関するプロセスをデジタル化するために、AIを導入しました。今後、デジタルクレーム処理の市場が急速に成長し、早ければ2025年には全クレームの50%を超える割合で、DEKRAのサービスが使用されると予想しています。
人工知能(AI)に関しては、安全に対する信頼性が重要な役割を担っています。"AI技術は急速に進化しており、私たちの目標は中立的な第三者機関として将来のAIエコシステムの形成を支援することです "とHetzel氏は説明しました。2021年、DEKRAはスイスの企業Spearheadの株主となり、自動車保険会社や車両運行会社が、クレームの記録と決済に関するプロセスをデジタル化するために、AIを導入しました。今後、デジタルクレーム処理の市場が急速に成長し、早ければ2025年には全クレームの50%を超える割合で、DEKRAのサービスが使用されると予想しています。
サステナビリティなサービスのポートフォリオの拡大
サステナビリティなサービスの成長領域において、エネルギー転換の管理・環境・社会・ガバナンス(ESG)基準・循環型経済に関する、総合的なソリューションに可能性を見出しています。そのひとつに、製品のCO2排出量を分析し、削減するためのサービスが挙げられます。現在行われているものでは、レノボ社の顧客向けのCO2オフセットサービスがあります。2021年にDEKRAが導入して以来、さらなるカーボンフットプリント・プロジェクトを行っています。さらに、サステナビリティ監査やサステナビリティ管理システム、最新の環境基準に沿った製品試験などのサービスも順次開始しています。
サステナビリティなサービスの成長領域において、エネルギー転換の管理・環境・社会・ガバナンス(ESG)基準・循環型経済に関する、総合的なソリューションに可能性を見出しています。そのひとつに、製品のCO2排出量を分析し、削減するためのサービスが挙げられます。現在行われているものでは、レノボ社の顧客向けのCO2オフセットサービスがあります。2021年にDEKRAが導入して以来、さらなるカーボンフットプリント・プロジェクトを行っています。さらに、サステナビリティ監査やサステナビリティ管理システム、最新の環境基準に沿った製品試験などのサービスも順次開始しています。
DEKRAは、一連の新しいサービスによって、E-モビリティのサービスを強化しました。その一例として、アーヘン工科大学と自動車メーカーが行った試験により特許を取得した、高速バッテリー試験が挙げられます。この試験を行うことで、トラクションバッテリーの状態を、迅速かつ確実に記録することが可能になります。これにより、中古EVのバッテリーの状態、または残存容量などの重要な情報を得ることができるようになりました。これは、電気自動車のリース会社や、中古の電気自動車を下取りするディーラーにとって、非常に重要なことです。
アメリカ、サンフランシスコのベイエリアにあるイノベーションラボは、オランダ、アーネムにあるの先進的なテストセンターと密接に連携し、2022年の夏に稼働をする予定です。
Hetzel氏は、「このラボは、充電インフラの相互運用性を向上させ、自動車グリッド接続のための安全なソリューションの開発支援をすることを目的としています。」と述べています。
E-mobilityの他に、DEKRAは太陽光発電の製品試験においても重要な役割を担っています。欧州水素・燃料電池協会の一員として、気候にやさしい水素技術の安全な使用をサポートしています。また、サステナビリティな廃棄物管理を促進するため、新しいゼロ・ウェイスト(Zero Waste)認証シールを授与しています。製品・産業・地域社会などの分野における、サステナビリティな対策がますます強化されているため、DEKRAは、サステナビリティなサービスを強化しています。そのため、年間2桁の成長率で強い需要を見込んでいます。
DEKRAはサステナビリティ戦略を遵守し、この分野での目標達成にすでに取り組んでいます。DEKRAは再びEcoVadis(グローバルバリューチェーンにおける持続可能性のための主要な国際基準)からプラチナ評価を受け、持続可能な企業の上位1%にランクされました。 検査・試験・認証機関として、環境と気候・従業員と社会・経営とガバナンス・サプライチェーンとバリューチェーンの4つの戦略分野において、常にサステナビリティ・パフォーマンスの継続的な改善に取り組んでいます。